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横浜大空襲の記憶を伝える「第28回2023平和のための戦争展inよこはま」の特別企画「戦争体験を語り継ぐ」が6月17日、かながわ県民センターで行われ、中区本郷町在住の金子光一さん(83)が自身の体験を語った。
当時5歳だった金子さんは、空襲で大人たちの後について逃げ回ったことや一番苦労したという空襲後の食糧不足などを話した。「両親は大変な思いをしただろう」と当時を思い起こして声を震わせる場面も。講演の最後には「二度と戦争を繰り返してはいけない」と力を込めて話していた。
そのほか、中区曙町出身の岡野利男さんと姉の上村キヨさん、その家族の体験を、利男さんの母校・横浜商業高等学校の卒業生らが紹介。また、横浜市原爆被災者の会会長の和田征子さんが被爆者からのメッセージを伝えるなどした。