俳優で情報番組などでも活躍する谷原章介さん＝港北区出身＝が、自身初めてとなるレシピ本『谷原家のいつもの晩ごはん』（マガジンハウス）を発刊した。

芸能界きっての「料理上手」として知られる谷原さん。朝の番組が終わった後、昼すぎから食材を仕込み、子ども６人を含めた家族10人分の夕飯を作るのがルーティンワークになっているそう。「俳優の仕事は作品としてのゴールが見えづらいけど、料理は完成して終わり。食卓でダイレクトに反応がある」。台所に立つことは、日々の生活の切り替えにも大切な時間だと話す。

小学校高学年で港北区から転校し、中区の元街小へ。横浜出身とあって中華街へ買い出しに赴くこともあるという。「三浦の干し大根を樽で買ったこともある」と食材の知識も豊富だ。

料理本では「ねぎ餃子」「鶏のパリパリ焼き」といった繰り返し作ってたどり着いた定番など、約50のメニューを紹介。「我が家のレシピが皆さんの楽しい食卓づくりの一助になれば」と笑顔を見せた。