子ども食堂 元気シニアがカレー70食 本牧大里町 始めて1年半

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タウンニュース
社会
70人分のカレーを準備するスタッフ

本牧地区センターなどで毎月1回、子ども食堂を開いている団体がある。安藤眞南さん(80)=中区本牧大里町在住=が主宰する「ハートの会」だ。

安藤さんは、コロナで様々な困難を抱えている家庭やその子どもたちに寄り添い、食を通してほっとする時間を持ってもらいたいと、中区社会福祉協議会に相談し、友人に声をかけ2021年に会を立ち上げた。同年10月に本牧地区センターで初開催。以降、毎月第3水曜日に同地区センターで20食、本牧大里町のマンション前で50食の計70食分のテイクアウトのカレーライスや菓子などを、子ども100円、大人300円で提供している。

安藤さんは叔父が集めていた切手をフリマサイトに出品、また市や中区社協などからの支援金を活用し運営資金を確保してきた。米などの一部食材はフードバンクから調達する。

安藤さんはこの1年半を振り返り「必要な方に情報が伝わっていないように感じる」と、情報伝達の方法を模索する。また、調理した場所で食事を提供する本来の子ども食堂の形態にしないと支援を受けにくくなっているため、今後の活動場所の確保も課題だという。「メンバーが多くが70代なので、若い人に引き継いでいけるようしっかりとした土台をつくりたい」と話した。

同地区センターでは午後4時から4時45分まで提供を行っている。

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