更新日:
大型のクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの発着場所が、大黒ふ頭=鶴見区=から、大さん橋国際客船ターミナルや新港客船ターミナルなどに変更となる。4月20日から横浜ベイブリッジの下を通過する。
2020年1月に国際海事機関の硫黄酸化物規制に対応するため排気処理装置を搭載。それにより横浜ベイブリッジの通過ができなくなるため、発着を大黒ふ頭で行っていた。その直後の2月、船内において新型コロナウイルス感染拡大が判明し、国際クルーズを中止していた。
22年1月に、最新式の排気処理装置を搭載するとともに、海水の取り込みにより水面から船体最高点までの高さ(エアドラフト)を調整することで、横浜ベイブリッジ通過の見込みが立った。そして今年3月に大黒ふ頭での発着を再開。ベイブリッジ通過について海上保安庁と調整が行われ、4月20日から大さん橋や新港等の客船ターミナルで発着することになった。
同クルーズ船は約11万6千トンで総乗客定員は3247人。全長約288m、最大船幅37・5m、エアドラフトは54mにおよぶ大型客船。