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企画展「多様性メディアが変えたもの、メディアを変えたもの」がニュースパーク(日本新聞博物館)=中区日本大通=で4月22日(土)から開催される。会期は8月20日(日)まで。月曜休館。
様々な分野で多様性を推進する取組が進んでいる社会状況において、これまで新聞・放送・通信社が差別などの問題を提起し、世の中を変えてきた事例を紹介する。一方で、メディアの中の多様性は、進んでいないと内外から指摘されている現状を踏まえ、女性記者(社員)の増加や若い世代の意識の変化などにより、増えてきた新しい活動にも光をあてる。
展示資料は約300点。構成は5章からなり、近代日本と女性にフォーカスした1章をはじめ、2章では近代日本と格差、人権を取り上げる。3章ではメディアの中の多様性を問う内容で、時代を変えようとしてきた関係者と、メディア内部で奮闘してきた記者たちの足跡、組織の変化などについて、当時の報道と現在のコメントなどを通じて紹介する。
4章はいま、メディアが伝える「多様性」として、ジェンダー平等のほか、病気や障害がある人、性的少数者、犯罪被害者、被差別部落など様々な社会課題の報道を紹介。5章は次世代に向けメディア内外の若い世代の声を紹介する。
開館は午前10時から午後5時(入館は4時30分)まで。一般400円、大学生300円、高校生200円、中学生以下無料。問い合わせは同館【電話】045・661・2040。