みなとみらい本町小 ホテル総支配人が視察 取組に共感 連携の可能性

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タウンニュース
社会
視察をするスーターさん(左)と小正校長

横浜市立みなとみらい本町小学校は4月14日、ウェスティンホテル横浜のリチャード・スーター総支配人の学内視察を受け入れた。同校のSDGsの取り組みを小正和彦校長が伝えた。

昨年6月に西区みなとみらいに開業した同ホテルは、心身ともに健康な状態を意味する「ウェルビーイング」をコンセプトに掲げる。そのウェルビーイングの概念を包摂するSDGsの達成に向け同校が積極的に取り組んでいることをスーターさんが知り、「企業として学ぶ必要がある」と視察の依頼をしたという。

同校の小正校長は「持続可能な社会の担い手を育む」という校訓やこれまでの取り組みを紹介。その後、スーターさんは30分ほど、授業の様子を見学した。

小正校長は「SDGsはゴールではなくツールの1つです」と説明し、ゴールをまず設定して、そのために何が必要かを考える逆算的な教育スタイルを伝えた。スーターさんは大きく頷き「本当に素晴らしい活動だと思う」と共感の意を示した。

視察を終え、スーターさんは「子どもたちの活動を世界に発信していく手伝いをしたい」と話した。また「ホテルの取組に対して、子どもたちの直接的で直感的なフィードバックをもらいたい」と今後の連携に期待を示した。

小正校長は、「ウェルビーイングの本質を学べる可能性を感じた。ソフトなオープンイノベーションの場として学校を使ってもらえたら」と今後の連携を示唆した。

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