山下公園に新施設 公民連携で賑わい創出

更新日:

タウンニュース
社会
a001208845_06.jpg

山下公園レストハウスが足湯やバーベキューが楽しめる新施設として、4月14日にオープンする。Park-PFI(公募設置管理制度)を活用した飲食機能を持つ公園施設は、市内初。ベイエリアをつなぐ施設として公民連携で新たなにぎわい創出を目指す。

新施設としてオープンする「THEWHARFHOUSE山下公園(ザ・ワーフハウス山下公園)」は、無料休憩所を有する「山下公園レストハウス」として、2020年9月末まで営業していた「ハッピーローソン」の跡地を活用する。

Park-PFIは、民間活力を生かした公園の整備・管理、利用促進を図るもの。運営事業者の公募には3事業者から応募があり、市や有識者で構成される委員会の審査を経て、昨年2月にゼットン=東京都=を代表企業とする「山下公園再生プロジェクトグループ」に決定した。同社は、横浜マリンタワーや葛西臨海公園などの運営実績を持つ。そのほかの構成企業は、ファンケル、横浜エフエム放送、三菱地所、ケーエムシーコーポレーション、サカタのタネグリーンサービス、tvkコミュニケーションズ、ありあけの7社。市環境創造局は「元町・中華街やみなとみらいなど周辺の各エリアをつなぐハブ(結節点)として回遊性を高める提案が評価された」と説明。施設名の「WHARF(波止場)」にもその思いが込められている。

海を望む足湯も

レストハウスの敷地面積は約290平方メートル。屋内外の席を無料の休憩スペースとして使えるほか、店内の飲食店は朝昼はテイクアウトやピクニックセットも提供するカフェ、夜は地元のクラフトビールが飲めるレストランと業態を変えて営業。横浜土産のショップやコインロッカー、授乳室を設け、利便性を高めた。屋外にはバーベキュー設備や足湯(店頭予約が必要。夜間は有料)もあり、Park-PFIを活用した飲食機能を持つ公園施設としては市内初となる。

ゼットン事業部長の川端章浩さんは「夏はビアガーデンなども予定している。レストハウスの機能だけでなく集客力のある施設として、横浜ベイエリアの魅力アップとにぎわいづくりに貢献していきたい」と話した。

このニュースをタウンニュースで見る
SHARE