関内駅にSDGsの拠点 シェアサービスも展開

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タウンニュース
社会
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市営地下鉄・関内駅構内を活用した啓発拠点「SDGsステーション横浜関内」が、3月28日にオープンした。市では、市民や来街者など、多くの人がSDGsに関するサービスや取組に触れる場として活用していく。

同拠点は、横浜市温暖化対策統括本部、横浜市交通局、ヨコハマSDGsデザインセンター、横浜交通開発(株)の4者で連携協定を締結し、設置された。場所は、市営地下鉄関内駅の横浜スタジアム方面の改札を出て左、駅事務室隣のスペース。広さは約76・8平方メートル。駅構内にSDGsの啓発拠点が設置されたのは市内初だという。2026年まで約3年間の期間限定。

市が認証した「Y─SDGs」事業者の情報発信の場としてSDGs関連の商品の展示や子どもたちの作品展、イベントに活用するほか、スマートフォンの携帯充電器(モバイルバッテリー)のシェアリングサービス「チャージスポット」を常設。165円からレンタルできる。運営する(株)INFORICHの協力で、市のY─SDGs認証事業者の取組がモニターで紹介されるほか、売上げの一部が同施設の運営費にあてられる。利用は始発から終電まで。

地下鉄関内駅の1日の平均乗降者数は約3万5千人。市民だけでなく観光客などの来街者や学生に向けて広く周知し、関内エリアのにぎわい創出につなげたい考えだ。

同施設の担当者は「シェアリングサービスはSDGsと親和性が高い。徐々に取扱いサービスを増やし、イベントやワークショップなどSDGsを体験できる場にできれば」と話しており、駅の利便性向上につながる傘やベビーカー、家具などのシェアサービスの導入が検討されている。

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