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中区の山下町町内会(栗田繁夫会長)が年1回行っている「防災を考える日」の取組として3月9日、「DIG(ディグ)※」という机上での防災訓練が行われた。
中区役所危機管理・地域防災担当の太田成紀さんを講師に迎え、「あなたならどうする?」をテーマに、大地震が発生した状況を具体的に想定。自宅と駅の2グループに分かれ、有事に自分や家族がどのような行動をとればよいのかを想像しながら意見交換した。
DIGは中区役所をはじめ行政や企業などで広く取り入れられている訓練だが、町内会単位での実施は珍しいという。山下町町内会は中華街があり観光客も多く、初期消火や通常の防災訓練に加え、大地震に備えた取組が重要だとされる。防災部長の池田真さんは「頭で考える防災訓練は初めてだったが、災害時に何をすべきか具体的にイメージすることで気づきや学びが多かった。ゲーム感覚で楽しみながら防災意識を高められる良い訓練。他の自治会町内会にもぜひDIGを広められたら」と話した。
※DIG…Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の略