戸部小児童 まち歩きで「GPSアート」 地域とともに健康増進

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▲アートを作成する様子。児童と参加した大人が1つの班になって学区内を歩いた
◀GPSアートの一例(同クラスのデジタルマップ集より)

戸部小学校6年1組の児童が、まち歩きのコースを創作する「GPSアート」に地域住民らとともに取り組んでいる。2月25日に第1回が行われ、地域住民ら約30人が参加。子どもと大人が一緒に学区内を散策した。

同クラスの総合学習によるもの。地域の健康増進をテーマに掲げ、運動を継続する仕掛けとして児童が検索して「GPSアート」を見つけ出し、取り組むことになった。

GPSアートとは歩いた場所が線になる「アディダスランニング」というスマートフォンアプリの機能を使うもの。その動線でキリンやリスなどの動物や、ピアノ、ほうきなどの物、また8分音符や「2023」などの記号や数字など、様々なものを描く。

当日は地域住民や保護者らと、同クラスの児童がそれぞれ2、3人ずつ集まって1つの班を構成、計9班で取り組んだ。まずは参加者が学区の地図に「アート」になるように歩くコースを書き込む。その地図を参考にアプリを入れた大人のスマホを使って班ごとに地域を歩いた。

児童の役割はGPSアートの作成方法を参加者に伝え、一緒にまちを歩き、コースを完成させること。落合十夢さんは「初めての人に分かりやすく伝えるのが難しかった」と話していた。

参加した保護者の嘉本冨士夫さんは「コロナ禍で接触機会が減る中、色々とコミュニケーションが図れるこの取り組みはよいと思う」と話していた。担任の土田大貴教諭は「デジタル機能を使いますが、リアルなコミュニケーション能力が大切になる」と今回の取組のポイントを説明していた。

初回の内容を踏まえ、3月4日と3月11日にも実施される。

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