【Web限定記事】日本シュウマイ協会 初代「シュウマイオブザイヤー」に崎陽軒のシウマイ弁当(しゃけ入りバージョン)

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日本シュウマイ協会の代表を務めるシュウマイ潤さん(左から2番目)と受賞企業・団体の関係者ら

本紙でコラムを連載中のシュウマイ潤さんが代表を務める(一社)日本シュウマイ協会が「シュウマイの日」である2月26日、シュウマイ界を盛り上げた人やモノを表彰する「ベストシュウマニスト」と「シュウマイオブザイヤー」の授賞式を都内で行った。

同取組は協会の一般社団法人化後の初の試みで、今回が第1回目の開催。人に与えられる「ベストシュウマニスト」は街おこしのアイテムとして”鹿沼シウマイ″を打ち出した鹿沼市商工会議所が、モノに与えられる「シュウマイオブザイヤー」は、崎陽軒のシウマイ弁当(しゃけ入りバージョン)が選ばれた。

1週間限定の鮭入りが「レア」と話題に

2022年8月、崎陽軒のシウマイ弁当の具材が59年ぶりに「鮪の漬け焼」が「鮭の塩焼き」に変わった。コロナの影響による原材料不足のなか、同社としては苦肉の策だったが、1週間の期間限定ということもあり「逆にレア。食べてみたい」とSNSやメディアで話題となり、多くの店で連日完売になるなど大きな話題となった。同協会は「世界的なサプライチェーン混乱の影響を受けながら、鮭の塩焼きに変更することでシウマイ弁当の灯を守り、シュウマイ文化の継承に貢献した」と評価。シュウマイ潤さんは「崎陽軒はシュウマイ界のキングオブキング。シュウマイ界を牽引する存在」と話した。

授賞式に出席した崎陽軒広報・マーケティング部の野本幸裕さんは、終始恐縮した表情で「お客様にご迷惑をおかけした弁当で表彰いただくことになり、大変申し訳なく思っております。今後も引き続き安定供給に努めてまいります」と話した。

シュウマイ潤さんの著書の帯を書いた縁で会場に訪れていた服部栄養専門学校校長の服部幸應さんは、「崎陽軒のシウマイ弁当は好きでよく食べている。弁当として全体のバランスがいいし、シウマイは冷めたままで美味しい。(弁当の中の)シウマイをもう1個増やしてくれたらもっといいよね」と、シウマイ愛を語っていた。

授賞式会場では、10種類のシュウマイを食べ比べる「226シュウマイサロン」も行われ、横浜からはホテル横浜キャメロットジャパンの「桃花苑」のシュウマイが販売された。

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