【Web限定記事】保土ケ谷消防署 自動車事故救助に備え、車両構造学ぶ ウエインズトヨタ神奈川が講習

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社会
高電圧配線について説明を受ける署員たち
ジャッキアップポイントや下回りを確認

ハイブリット車や燃料電池車が増えるなか保土ケ谷消防署で2月16日と17日の2日間、自動車事故への対応力向上を目的に「車両構造および救助活動時の対策」講習会が行われ、同署の署員ら55人が参加した。

当日は、ウエインズトヨタ神奈川株式会社(宮原漢二社長)=中区山下町=の技術トレーナー3人が講師を務め、実際の電気自動車を使用しながら、車両の基本構造をはじめ、車両固定位置やジャッキアップポイントなど下回りの構造、高電圧システムの停止方法などについて説明した。

受講した同署西谷特別救助隊長の早坂海斗さん(36)は、「今後電気自動車が普及していくなか、事故が起こった際のシステムを止める措置など勉強になった。今後に生かしていきたい」、同署警防第1係の早稲田玲生さん(36)は、「災害現場では車がぶつかって止まっていたり、何かの油脂類が漏れているなど、火災の恐れや隊員の怪我につながる可能性がある。車の構造は変化が早く、システムが変わると故障の内容もかわっていく。常に新しい知識を身に付けて二次災害を防いでいかなければならないため、このような講習は大変ありがたい」と話していた。

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