更新日:
マンションの防災について学ぶセミナーが2月4日に帆船日本丸のセミナールームで開かれた。その中で横浜市が昨年9月に初認定した「よこはま防災力向上マンション」の防災委員による事例紹介が行われた。
昨年9月に市内4つのマンションが認定。その内、西区中央の「BELISTA横浜」と港北区の「港北ファミールハイツ」の防災の取り組みが紹介された。
BELISTA横浜で自主防災委員会の委員長を務める坂井誠仁さんは、昨年2月に開始された市の防災力向上マンション認定制度の情報を知り防災委員と相談。活動のモチベーション向上になるとして、管理組合の理事会の承認を得て申請した。
同マンションは199戸。防災組織は委員13人とサポーター8人からなる。同認定制度に申請することで、他マンションとの差別化および魅力アップ、また賃貸や売却希望者には資産価値の向上につながるなど、委員からは期待が多かったという。
書類作成をはじめとした申請準備には、管理組合と管理会社との連携が不可欠と指摘していた。
坂井さんは「行政の認定を得ることは、居住者の防災活動を進めるうえで説得力が増す」と話していた。
現在、市内で防災力向上マンションに認定されているのは7物件。中区・西区では、みなとみらいの「M.M.TOWERSFORESIS横浜」も昨年12月に認定されている。