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高齢化社会に伴い介護や福祉車両のニーズが拡大するなか、体験を通じて理解を深めてもらおうと、ウエインズトヨタ神奈川株式会社(宮原漢二社長)=中区山下町=が2月3日、国土交通省関東運輸局=中区北仲通=の職員を対象にした「バリアフリー教室」を行った。
当日は同局のある横浜第2合同庁舎を会場に、24人が参加。ウエインズトヨタ神奈川の社員が講師となり、2班に分かれてアイマスクを付けながら白杖を持って点字ブロックに沿って歩行する視覚障害者誘導体験のほか、S字やクランクなどのコースを車いすで移動する自走体験や介助体験を行った。屋外では仕様の異なる3種の福祉車両を用い、それぞれの特徴や操作方法などを学びながら、車いすでの乗降体験を行った。
参加者は「車いすの自走体験が難しかった。車イスに乗っている方々が大変な思いをしていることを実感した」「今後は車いすの方たちが困っていたら、講義にあったように『何かお手伝いすることはありますか?』と声をかけて協力したい」と話していた。