イオン本牧店2階 ラッピングで広場に彩を Y.S.C.C.と地域、連携し設置

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(上)イスパニア広場に設置されたラッピング。(左)支援した団体の高橋代表(左から2人目)をはじめ関係者ら

イオン本牧店2階の「イスパニア広場」に昨年末、長さ約15mのカラフルなラッピングが登場、彩りを添えている。本牧を拠点とするサッカーJ3チーム・YSCC横浜(YS)をPRするもので、三溪園の旧燈明寺三重塔など本牧の特徴を生かしたデザインとなっている。

ラッピングが設置されたのはイスパニア広場にあるガラスドームの壁面。サイズは横約15m、高さ約3mと大型だ。そこにYSのロゴと同チームのマスコット「ハマピィ」、サッカーをするキャラクター4体が描かれている。また、本牧を象徴する三溪園の三重塔やアメリカ文化の発信地の象徴として”アメ車”もあしらわれている。

制作したのは横浜デザイン学院=西区中央=のマンガ科に通う生徒。昨年1月に中区で開かれたイベントでYSと同学院が知り合い、広報などで連携していくことに。今回の取り組みは授業の一環として行われた。

マンガ科には15人の生徒がおり、全生徒がデザインを制作。それらの作品をYSとイオン本牧店のスタッフが昨年の夏から秋にかけて審査し、1つに絞った。ラッピング設置を費用面で支援した本牧まちづくり会議(高橋敏昭代表)で最終的に話し合い、その意見を反映させた。

ラッピングが設置されたガラスドームでは、2015年に本牧まちづくり会議とYSが中心となり発足した「本牧サポートプロジェクト」の活動拠点として、市内の障害者施設や小中学校で製作された季節行事の作品などが定期的に展示されていた。しかし、施設の老朽化などから近年は活用されていなかった。そこで広場の雰囲気を活性化するためにもラッピングが企画された。YSのスタッフは「地域の方々が集える広場になればうれしい」と期待する。

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