加賀町署員が剣道日本一 高橋萌子さんが全国警察大会で

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賞状を手に笑顔の高橋さん

加賀町警察署の高橋萌子巡査長(29)が昨年12月7日に東京都で行われた全国警察剣道選手権大会で初優勝を果たした。警察官の剣道個人戦日本一を決める同大会。女子は68選手がエントリーし、トーナメント方式で戦った。

試合時間は4分で一本勝負。特に印象的だったのはベスト8をかけた3回戦目。前回優勝者の渡邊タイさんとの対戦は約1時間の長期戦で「今までで一番長い試合できつかった」という。

決勝は、神奈川対決で先輩の松本弥月さんとの対戦。試合は延長戦となり、最後は高橋さんが鋭く攻め放った左面が一本となり、勝利をつかみ取った。高橋さんは「優勝は素直にうれしかったが、当日は疲れ果てていたので、次の日から実感が湧いてきた」と笑顔で話した。

実力をさらに洗練

高橋さんは、警察で専門的に剣道の鍛錬を行う「術科特別訓練員(特練員)」。得意技は、相手の動きにより生まれた一瞬の隙を狙う「面」。2017年、18年と全日本女子剣道選手権大会2連覇を達成するなど、女子剣道界をけん引する。

「剣道を仕事ととしている以上、取り組み方や防具など物の扱いなど全てにおいて一流で見本となるよう意識している」と高橋さん。1年半後に行われる世界大会や同選手権大会での優勝を目指し、その実力をさらに洗練させている。

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