第2地区社協が全国表彰 高齢者の見守り活動評価

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社会
表彰状を手に笑顔の松澤会長

中区の山下町や元町エリアを対象とする第2地区社会福祉協議会が昨年12月13日、全国社会福祉協議会会長表彰の「優良活動」の表彰を受けた。市内で唯一の受賞で、中区の地区社協では初。

社会福祉の活動が全国の中でも特に優秀で模範となる団体を表彰するもの。今回は計39団体が表彰された。

第2地区社協では1993年から、一人暮らしの高齢者を対象に、見守りを兼ねた「ふれあいサロン」を毎週、山下町町内会館で開催している。血圧測定や健康体操、DVD鑑賞のほか、月に1度、医師や消防、警察らによる講座を企画。偶数月に1回とクリスマスなどの記念日は飲食をともにする。毎回20人前後が参加。参加者の中には中国や台湾出身者もおり、自然と多文化交流にもつながっているという。

松澤秀夫会長は「年間43回という見守りの本質である回数の多さが評価されたのでは」と分析。「少数小規模で行うと一人ひとりの負担が大きくなる。町内会や民生委員、行政、福祉団体などと連携し、地区一体で取り組み、できる範囲で、楽しく実施することが継続の秘訣」と話した。

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