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(一社)横浜港ハーバーリゾート協会(以下、YHR/藤木幸夫会長)は12月1日に中区で拡大役員会を開き、山下ふ頭について国際展示場を核とした再開発案を発表した。
当日は(一社)日本展示会協会の吉田守克副会長が登壇し、「首都圏の大規模展示会場を渇望している」と語り、山下ふ頭に展示会場が整備されることに期待を示した。また「経済規模に比べ、日本の展示会場の面積はあまりに小さい」と指摘し、それが日本経済のボトルネックになっていると持論を展開した。
YHRの水上裕之事務局統括は、25万平方メートルにおよぶ国際展示場を核に、コンサート会場やホテル・宿泊施設、水素エネルギーセンターからなる山下ふ頭開発案を説明した。平日は1日約20万人の来場を想定。「実証実験をどんどんやっていきたい」と話した。
あいさつした藤木会長は「YHRは山下ふ頭だけでなく、横浜港、そして日本全体の港のために立ち上げた」と話し、同協会の取り組みを進めていく方針を示した。