市営バス事故想定で訓練 西消防と交通局が連携

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タウンニュース
社会
車両の下から人(人形)を助け出す消防隊員

市営バスによる人身事故を想定した訓練が11月22日、西区の交通局浅間町営業所で実施された。西消防署と市交通局が協力するもので2年目。

交通事故によりバスの車両の下に人が入り込み、車内には首を痛めた足の不自由な高齢女性が逃げ遅れた状況を想定。

西消防署の救助隊と消防隊が連携して車両下に角材を積み上げ車体を固定し、要救助者に負荷がかからない状態を確認。最初に車内の高齢女性を救助し、その後、空気ジャッキを使用して車両を浮かし、負傷者に見立てた人形を救助した。

この取組は事故が発生した際に、バス車両に対し消防隊ができることを市交通局が事前に把握しておくとともに、消防署としてもバス車両の取り扱いを知るという点で意味があるとして、両者が協力し実施している。

実際の車両を使用したこともあり、訓練はより一層の緊張感を持って行われた。隊員らは、一つひとつ声を掛け合いながら作業を進め、確実に救助できるよう手順を確認していた。

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