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浅間台小学校5年生の野口聖奈さん(10)がこのほど、環境絵日記コンクールにおいて横浜市資源循環局長賞を受賞した。11月27日には市役所1階のアトリウムで表彰式が行われる。
環境絵日記は2000年から市内の小学生を対象に実施されており、今年度で22回目。今回の絵日記のテーマは「みんなでつくるSDGs未来都市」だった。主催は横浜市資源リサイクル事業協同組合(栗原清剛理事長)。5184人の応募があり、その中から優秀特別賞として大賞や市長賞、市会議長賞など28作品が選出された。野口さんが受賞した賞もそのうちの一つ。
野口さんが手掛けたの『残さずおいしく』と題した作品=写真。ある日の夕食のメニュー「ピーマンの肉詰め」を例に食品ロスの削減を訴えた。
「おいしそうだったので、いつもよりもたくさん取ってしまいましたが、結局全部食べられなくて、残してしまいました」
そんな身近な体験から、動物の命や農家、運送関係者、青果店に思いをはせ、食事に感謝の気持ちを持って「残さずおいしく」食べていきたいと記した。
1年生のころから環境絵日記に応募してきた野口さん。今回の入賞の一報に「本当に選ばれたの?信じられなかった」と振り返る。
これからは食品ロスの削減だけでなく、「使わなくなったおもちゃを小さい子に譲るなどしていきたい」と話し、リサイクルにも意識を向ける。
入賞した28作品は表彰式の27日まで市役所1階の展示スペースA/Bで見ることができる。