横浜銀行 観光促進へ産官学と連携 周遊回路や交通整備

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経済
横浜の学生や企業のノウハウを取り入れ観光促進事業を展開。地図型観光情報サイト「GURURI」(左)と電動キックボード
GURURI宮ヶ瀬版の詳細

横浜銀行(片岡達也代表取締役頭取)=西区みなとみらい=は、地域金融機関のネットワーク力を生かした、地方創生や地域活性に積極的に取り組んでいる。行政や地元事業者、地元大学生らをつなぎ、その調整をする「ハブ役」を担うことで、地域社会の持続的な発展に貢献していきたい考えだ。

横浜の学生と企業も協力

現在取り組んでいるのは、県内の清川村と愛川町、相模原市の3市町村にまたがる「宮ヶ瀬地区」の観光促進。取り組みは、横浜の学生や企業と協力し、進められている。

具体的には、現役の横浜国立大学生で(株)ぐるり代表の中野賢伸さんが開発した、地図型観光情報サイト「GURURI」の宮ヶ瀬版を新設。ユーザーの位置情報と共に、観光スポットや飲食店、施設などのクーポン情報を掲載するため、地域店舗の情報を提供している。

また、利便性を高めるため、(株)サンオータス=港北区=が運営主体の電動キックボードの貸出事業の導入を支援。周遊ルートや交通手段を整備することで、観光客の滞在時間の長期化や消費増加を図っている。

同地区の来訪客がクリスマスイルミネーションの時期に集中していることや、観光資源が3カ所に点在し、各エリア間を結ぶ公共交通機関がないことに着目し、産官学と連携し取組を進める同行。担当者は「地域活性に向けて皆さんと思いを共有し、地域ネットワークを生かした連携をとっていければ」と話している。

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