日本発祥の地 馬車道・ガス灯が150年 「心温まる灯りを楽しんで」

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馬車道を照らすやわらかな灯り。奥に英国国会議事堂のガス灯がみえる(関内ホール前)
10月31日〜11月3日開催の馬車道まつりには馬車も登場。多くの人でにぎわった

日本最初のガス灯が1872(明治5)年10月31日に設置されてから150年-。「ガスの記念日」である10月31日に馬車道商店街主催の「横浜ガスライトフェスティバル」が開催され、点灯式や記念ライブなどが行われた。

文明開化のシンボル

東京ガスネットワークによると、今の西区高島町の由来にもなっている実業家・高島嘉右衛門がフランス人技師と日本で初めてのガス会社「横浜瓦斯燈(がすとう)会社」を立ち上げ、馬車道にガス灯を設置したのがはじまり。「文明開化のシンボル」とされ、当時の錦絵などにも描かれた。関内ホール前と、同社の工場があったとされる本町小学校の校門前には、記念のガス灯や碑が設置されている。

通り沿いに170基

馬車道通り〜海岸通り〜山下公園通りの間は、王冠をかぶった英国国会議事堂のガス灯などのレプリカを入れて、170基のガス灯が並ぶプロムナードになっている。

馬車道商店街協同組合の六川勝仁理事長は「ロマンティックな心温まる灯りを楽しみながら、夜の横浜の街を散策して欲しい」と話している。

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