県家具組合が60周年 式典に約90人が参加

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タウンニュース
経済
組合員が一堂に会して祝った

県内40社が加盟する神奈川県家具協同組合=中区伊勢佐木町=が創立60周年を迎え、10月21日にホテルニューグランドで記念式典を行った。

記念講演の後、式典には組合企業ら約90人が参加。あいさつに立った同組合の神谷光信理事長=人物風土記で紹介=は、初代代表を務めた咲寿武道氏の功績に感謝し、その活動が若手組合員に引き継がれていると説明。「協同組合の精神は『1人の100歩より、100人の1歩』に表現されると思う。リーダーだけが前に進むのではなく、組合員全体で経営力を高めていきたい」と思いを語った。

技術向上に切磋琢磨

同組合は1962年9月に創立。82年から技能検定事業を開始し、これまでに1級技能士を167人輩出してきた。また、92年から技能五輪全国大会に参加し、メダル21個を獲得。長年にわたり技術向上に寄与してきた。2020年に神奈川県家具工業組合を統合。若手経営者らによる「かなもく塾」も活発に活動している。

会場では優良従業員表彰やウクライナのバンドーラ奏者のカテリーナさん=市内在住=による演奏も行われた。かなもく塾の細貝昭一会長は式の終わりに「次の創立70周年は我々が引き継ぎます」と力強く宣言した。

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