レーシングカート 吉田侍玄君が世界大会へ 上位3人に入賞し初出場

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タウンニュース
社会
競技中の様子(写真上)と世界大会出場を喜ぶ吉田君。部屋にはこれまで獲得した数々のトロフィーが並ぶ

本牧小学校5年生の吉田侍玄君が、11月19日から26日にかけてポルトガルで開催されるレーシングカートの世界大会に初出場する。吉田君は、今年参戦していたレーシングカートシリーズ「ロータックス・マックス・チャレンジレース」で年間獲得ポイントランキング4位に入賞。総合結果が繰り上げ2位となり出場権を獲得した。

吉田君は小学4年生から中学2年生のミニ・マックスクラスに出場。同クラスの世界大会には35カ国・地域でシリーズを勝ち抜いた70人の選手が出場する。

スーパーカー好きの父・啓仁さんの影響もあり、幼い頃からミニカーで遊ぶなど車に興味を示していた吉田君。八景島シーパラダイスの車の乗り物でハンドルを握ったことをきっかけに、4歳でレーシングカートを始めた。

頭角を現したのは今年から。ミニクラスに上がり始めの頃は順位はふるわずだったが、悔しさをバネに練習を重ねた。親や先輩ら周囲の協力もあり、徐々に順位は上がり今年は10戦中4回、表彰台に上がった。

「乗っていて面白いし、順位が上がると楽しい」と笑顔を見せる吉田君。その姿に父・啓仁さんは「毎週末の練習や大会への送迎など、皆で活躍を応援している」と期待を寄せる。

雨の日のレースを得意とし、9月末の最終選考会も天候を味方に予選で1位となるなど上位入賞した。吉田君は「1年間頑張ってきたのでうれしい。課題はあるので大会へ向けて練習してまずは予選突破。そして世界一」と意気込んだ。

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