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特殊詐欺啓発のため、本牧原地域ケアプラザで10月20日、地域住民に向けて防犯演劇が披露された。横浜市内で防犯や認知症の啓発活動をしている団体「表現のチカラ」のはだ一朗さんと伊藤えりこさんが出演。コミカルな演技で、詐欺から身を守るためのポイントや注意点を伝えた。
演劇では、はださんが県警捜査二課の刑事役、伊藤さんが詐欺被害にあった人の娘役として演技を披露。劇の途中でクイズを出題するなど観客参加型で、詐欺の手口や被害状況などを臨場感たっぷりに伝えた。
同取り組みは、本牧原地域ケアプラザと本牧和田地域ケアプラザ、山手防犯協会、山手警察署の共催事業。同署管内で今年1月から9月に発生した特殊詐欺の被害は7件で、被害額は約1440万円と増加傾向にあるため企画された。
同日、同署の1日署長に任命されたはださん。前兆電話は特定の地域に集中することを挙げ、「あやしい電話が掛かってきたら、警察や地域ケアプラザなどにすぐに相談して。防犯力を地域で高めていきましょう」と呼び掛けた。