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スプリンクラーの事故により10月21日のリニューアルオープン式典などが中止となった横浜みなとみらいホール。その後の対応で安全確保の目途がついたとして10月29日にリニューアルオープンすることが決まった。同日、沼尻竜典氏指揮の神奈川フィルハーモニー管弦楽団によるリニューアルオープン記念公演は、予定通り実施される。午後3時開演。
25日に横浜市文化観光局および建築局の担当課、同ホールの指定管理者(公財)横浜市芸術文化振興財団、同ホールが連名で発表した。
同ホールは17日午前11時ごろに、照明テストを行っていた大ホール天井裏の照明室に設けられているスプリンクラーが作動し、照明室内に水があふれ、天井裏や大ホールの1階客席の一部に大量の水がかかった。火災発生や人的被害はなかった。
発表資料によると、被害のあった天井の該当部分は撤去し、利用開始までに復旧するとしている。また照明室は安全性の確認ができるまで、使用を中止する。事故の原因確認に向けた取組として、事故当時の状況を再現した実験を行うなど、スプリンクラーの作動状況などを確認中という。今後、利用状況を踏まえた実験を行うなど、さらなる詳細調査が必要なため、引き続き検証を進め、後日、結果を公表するとしている。