結婚12年 の「絹婚式」を横浜から広めたい きもので記念撮影、定番に

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家族揃ってきもので晴れやかに

日本の伝統文化、きものの魅力を体感するイベント「第1回親子で楽しむKIMONOフェス」が10月8日から10日まで中区のシルクセンターを会場に行われ、きものをテーマにした撮影会や講座などが行われた。

中でも12年目の結婚記念日である「絹婚式」を迎えた夫婦を対象にした撮影会が人気を集めた。

かつて絹の輸出で栄えた横浜でこの記念日を発信し定着させようと企画したところ、「絹婚式を知らなかった」「久々に夫婦2人で写真を撮りたい」と申込が相次いだ。

昨年絹婚式を迎えた黒須裕章さん(46)、芙美さん(44)さん夫妻=鎌倉市在住=は、子どもと一緒に家族4人で参加。俳優・古谷一行さんがなくなった時にSNS投稿された親子3世代の和装写真に魅せられ「家族の思い出を和装写真として残したいと思った」と芙美さん。裕章さんは「結婚式をしていないので夫婦の記念写真も、きものも初めて」と照れながらも「良い思い出になった」と話した。

同実行委員会の池田喜政委員長は、「結婚12年目というとお互いを理解し合えてきた一方、仕事や育児に忙しくすれ違ってしまいがちな時期」と説明し「人生にはハレの場が必要。節目にきものを着てお祝いすることで、夫婦や家族の絆を改めて感じてもらえたら。絹とゆかりのある横浜から絹婚式を広めていきたい」と意気込んだ。

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