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日本のビール発祥の地・横浜で新たなビアフェスが始動した。「THEWORLDBEERFESTYOKOHAMA(ザ・ワールドビアフェスト横浜)」。「『ザヨコ』の愛称で広めていきたい」と桜木町駅前の商業施設「コレットマーレ」7階のアロハカフェとカールヴァーンの両店で、10月1日から31日まで行われている。
きっかけは、横浜最大級のビールの祭典「オクトーバーフェスト」の3年ぶりの復活。コロナ禍で外で飲む機会が減る中「やっぱりお酒は笑顔でくみ交わして欲しい。ビールに携わる者として何かできないか」とカールヴァーンの岩田大一店長が同じフロアで店を構えるアロハカフェのオーナー・河原奈里さんに声をかけ、意気投合。2週間で企画した。急だったため今年は2店舗のみの開催だが、今後の広がりを期待してコラボではなく、あえて”フェス”と銘打ちスタート。フェスのハシゴ酒も楽しめる。
フェスの名前は、コロナ禍で建物が解体された旧ザホテルヨコハマ(ホテルモントレ横浜)にあやかって名付けられた。「横浜の人が慣れ親しんできた言葉を違う形でもよいから残したかった」と河原さん。「ストーリー(歴史)を飲む」がコンセプトだ。
アラビア料理のカールヴァーンではフェスに合わせて開栓したものを含め、自社ブルワリーで製造されたクラフトビールを提供。アロハカフェは日本初のカフェバーならではの歴史あるビアカクテルや、横浜とゆかりある地域のボトルビールなど計20種類をフェス用にそろえた。「横浜への思いやストーリーあるメニューを持った人たちとつながり、フェスの輪を広げていけたら」