帆船日本丸 維持修繕の寄付募る 11月18日まで

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船体維持と無線日誌の修復のために協力を―。

横浜港のシンボル「帆船日本丸」が重要文化財に指定されてから5周年の節目に、同船の指定管理者である(公財)帆船日本丸記念財団が9月28日から、クラウドファンディング(CF)で広く寄付金を募っている。

帆船日本丸は1930(昭和5)年に建造された練習帆船として、多くの船員を養成し、海運業へ貢献。また航海日誌、無線日誌などの記録類が多く残っていることが高い評価を受け、2017年に国の重要文化財に指定されている。18年度にはドックの海水をすべて抜き、帆船日本丸の船底等の大規模修繕を実施しているが、船内は木製部分の腐食や、鉄製部分の錆びつきなど、継続的な維持修繕が必要な状態だ。帆船日本丸の航海活動が記載されている日誌は、昭和の船舶無線通信の有り様を今に残す貴重な資料となっているが、損傷が激しいものが多く、これ以上劣化が進行すると修復自体が困難になってしまうという。

目標は300万円

CFは5千円から寄付ができ、金額に応じて記念品もある。目標金額は300万円。11月18日の午後11時まで募集。詳細は「日本丸レディーフォー」で検索。問い合わせは帆船日本丸・横浜みなと博物館【電話】045・221・0280

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