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3年ぶりとなる「西区虫の音を聞く会」が8月27日に掃部山公園で開催された。万灯やぼんぼりの明かりが夕暮れ時を演出。家族や子ども連れの姿が数多く見られた。
開催にあたり井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)像前の広場で西区の菊地健次区長が直弼像に献茶。野点では直弼公から茶名を授かった彦根藩士を祖とする摂草庵流、また表千家、千家流蔭派のブースが設置。ステージでは琴や尺八の演奏が披露された。90籠程度用意された鈴虫は開始30分ほどで完売に。会場の区職員は「予想以上の人出」と驚いていた。公舎が老松町にあることから、現在、西区民である山中竹春市長も会場を訪れ、野点の茶に舌鼓を打っていた。
4歳と0歳の娘を連れて訪れた戸部町の高見香織さんは「琴などの音楽が聞け、また屋外なので安心感もある」と話していた。