【Web限定記事】横浜能楽堂 動画で、字幕で「能・狂言」の魅力徹底解説 初心者でも楽しめる公演に

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「融」(金春流)山井綱雄(撮影:辻井清一郎)=横浜能楽堂提供

初心者向けの解説付き「能・狂言」の公演が9月17日(土)、横浜能楽堂で行われる。主催は横浜能楽堂(横浜市芸術文化振興財団)。

演目は鑑賞初心者でも楽しめる作品を厳選。狂言は、妻がほしい男が夢のお告げにあった妻に会うために知恵を絞る『伊文字(いもじ)』。大蔵流の茂山千五郎氏のシテにより上演される。能は、光源氏のモデルといわれる貴公子・源融大臣の伝説を題材とした世阿弥作の名曲『融(とおる)笏ノ舞』を金春流の辻井八郎氏が演じる。

同公演では、能・狂言をより楽しめるように動画を事前にユーチューブで配信するほか、当日は字幕解説をスマートフォンやタブレットへ配信するなど、能・狂言を見たことがない人でも楽しめるよう趣向を凝らして行う。

横浜能楽堂によると、「初心者にとって能楽が『難しい』『退屈だ』と感じる主な原因は、詞章(言葉)の難解さや、装束や面、舞台上の動きなどの約束事がわからないことではないか」と指摘。その魅力を伝えようと動画の事前配信を行うほか、公演冒頭には能楽師が曲目の見どころを紹介。さらに、舞台の進行に合わせ、登場人物や場面、演出等の解説をスマートフォンやタブレットに配信する。機器を持っていない人にはタブレットの無料貸し出しも行うなど、誰でも気軽に能・狂言を楽しめる公演となっている。

公演は午後2時開演(午後1時開場)。料金はS席4500円、A席4000円、B席3500円。問い合わせは横浜能楽堂【電話】045・263・3055。

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