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7月10日に投開票された参院選神奈川県選挙区で共産党の新人・浅賀由香氏(42)は、立憲民主党候補と接戦の末敗れ、議席獲得は果たせなかった。3度目の挑戦だった。
日付が変わった11日の午前1時45分ごろ、横浜市神奈川区の事務所に姿を現した浅賀氏。駆け付けた支援者の前で「より良い社会を目指して、ここにいる皆さんと全力で戦えたことを誇りに思う」と語った。『8時間働けばふつうに暮らせる社会へ』を掲げ、共産党候補というだけでなく、「市民の候補者」という意識も持って戦った。「市民参加の量、ボランティアの量は浅賀選挙が一番多かった」と手応えも見せた。
昨年第3子を出産し、産休・育休を経て臨むなど生活を大切にした政治活動を模索した。自身の今後については「考えていることはある。党と相談して皆さんに示したい」と述べた。