7月10日に投開票された参院選神奈川県選挙区で、自民党の元職・浅尾慶一郎氏（58）が当選した。約5年ぶりの国政復帰を果たした。

横浜市西区の事務所には大勢の支援者が詰めかけ、午後8時過ぎに当選確実の報道が出ると大きな歓声と拍手に包まれた。選挙戦では選対本部長を務めた甘利明前幹事長を筆頭に、県内各地の自民党所属議員が強力にサポート。経済人による新たな組織なども支えた。浅尾氏は「この5年間、まったく何もなかった私を支えてくださった皆さんの勝利です」とあいさつ。「選挙戦を通じて訴えてきた『誰にでも何度でもチャンスのある社会』の実現に向け、しっかりと頑張っていきたい」と意気込みを語った。