【Web限定記事】タウン記者がゆく 中区でミルフィーユを食べ比べ③ ブーケデスポワール(石川町)

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社会
ミルフォイユ・ショコラP.R.V(620 円)
オーナーパティシエの奥田勝さん
コネクテ(630円)とヌガーグラッセ(540円)
ピンクの壁面と黄色いドアが目印

洋菓子の魅力を再発見するグルメイベント「フランスパティスリーウィーク2022」が、7月1日から31日まで開催中。

今年はフランスの伝統菓子「ミルフィーユ」をテーマに、全国の有名パティスリーやホテルなど約160店、中区内からはブーケデスポワール(石川町)、EikoMorita料理教室(元町)、パティスリーレ・ビアン・エメ(石川町)の3店が参加。全参加店・商品の紹介は公式HP(https://francepatisserieweek.com/)で。

今しか味わえない十人十色のミルフィーユの競演ということで、タウン記者が中区内の参加店舗をめぐり、食べ比べしてみました。

見た目が賑やかで楽しいミルフィーユ

ココアを練り込んだサックリとしたパイ生地に、バニラの香る濃厚なカスタードクリームを絞り、地元の常連さんたちに人気のパートドフリュイ(フルーツグミ)とパンオフリュイ(ドライフルーツがたっぷりの焼き菓子)が飾られています。「イベント商品なので少し賑やかにしてみました」とオーナーパティシエの奥田勝さん。お茶にもお酒にも合うのが特徴です。

ちなみに商品名は、横浜の姉妹都市・リヨンにある名店のスペシャリテ、トリュフのスープV.G.Eにあやかり、「ミルフォイユ・ショコラP.R.V」と名付けたそう。石川町(Pierre石、Rivière川、Ville町)の頭文字だったとは...地元愛にあふれていますね!

お店を紹介

奥田シェフはフランスで修行を重ね、横浜ではエクセレントコースト、ミクニズといった有名フレンチレストランのパティシエを、代官山のル・コルドン・ブルーでは講師を務めていたこともあったそう。2000年に港北区大倉山で「クールオンフルール」、その後2020年に石川町で新たに「ブーケデスポワール」オープン。日本でパティシエとしてスタートしたこの思い出の地でお店を開くのが夢だったと言います。講師時代に培ったというお話もとても楽しく、なんとお店の情報をインスタライブで発信することもあるとか。店内を見渡すと、リヨンやアルザス地方の銘菓などの珍しいフランス菓子やシャンパンやワインなどお酒合うスイーツも多く、思わず手がのびます。

これもおすすめ!

アールグレイムースとみかんの果肉入りクリーム、ココアのビスキュイを層にした「コネクテ」は、爽やかな風味と軽やかな口当たりで夏にぴったり!「ヌガーグラッセ」はフランスの伝統的なスイーツをアレンジして、新食感のカップアイスとして提供。メレンゲや生クリームでひんやりふわっふわ。ナッツの食感も絶妙です。食べ歩き用のスプーンも付けてくれるので、ぜひ横浜散策のお供に。どちらもレトラン時代に扱っていたデザートからインスピレーションを得て生まれた商品だそう。「地域の皆さまに愛されるお店になれれば」と力強く話してくれました。

【フランス菓子ブーケデスポワール】

(住所)神奈川県横浜市中区石川町2-78-10

(最寄駅)JR根岸線京浜東北線石川町(元町・中華街)駅

(営業時間)11:00〜19:00

(定休日)火曜、第2・3月曜日

(イートイン)なし

(電話番号)045-306-9971

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