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洋菓子の魅力を再発見するグルメイベント「フランスパティスリーウィーク2022」が、7月1日から31日まで開催中。
今年はフランスの伝統菓子「ミルフィーユ」をテーマに、全国の有名パティスリーやホテルなど約160店、中区内からは、パティスリーレ・ビアン・エメ(石川町)、EikoMorita料理教室(元町)、ブーケデスポワール(石川町)の3店が参加。全参加店・商品の紹介は公式HP(https://francepatisserieweek.com/)で。
今しか味わえない十人十色のミルフィーユの競演ということで、タウン記者が中区内の参加店舗をめぐり、食べ比べしてみました。
湘南ゴールドの自家製コンフィをクリームに混ぜ込み、上部にはすりおろした皮を入れたフロマージュ・ブランのクリームが絞られています。見た目も、味も、香りも...とっても爽やか!食べた瞬間、柑橘の香りが口いっぱいに広がります。暑い時期でも重くならず、さっぱりと食べ進められるのはいいですね。冷たいドリンクとの相性も抜群でした。
「夏にぴったりのミルフィーユを」と考え、湘南ゴールドの旬の時期に無農薬や自然栽培のものを仕入れ、コンフィチュールを手作りしたのだとか。伝統のスタイルを取りながら、季節にあわせたアレンジが楽しめる一品です。
オーナーシェフ・鳥澤智子さんの経歴を聞くと、なんと前職はカーテンメーカーの営業だったとか。趣味で習っていたお菓子作りにのめり込み、30代でプロになることを決心。パリのル・コルドン・ブルーなど国内外で腕を磨き、2016年に歴史ある街並みに惹かれて横浜・石川町にお店をオープンしました。
常時11〜12種類並ぶ商品は「定番はシューとブリュレ位」といい、1カ月半位のサイクルで商品を入れ替えているそう。カフェもあり、6月〜10月(今年は7月除く)の週末は、事前予約制でパフェも提供しています。
生のミント葉を使用したという「チョコミント」。チョコミントのケーキを食べるのは初めて!見た目も風味も涼やかで、「まさに大人のチョコミント」といった上品な味わいでした。
昨年人気だったクリスマスケーキをプティ・ガトーにした「レタンセル」は梅酒を使ったケーキ。梅酒とグリオット(チェリー)、ホワイトチョコを合わせた酸味が絶妙で、ドット柄がキュートです。シェフのお酒好きが高じて?かなりしっかりアルコールが感じられるので、お酒が弱い方はご注意を。どちらも7月中の販売予定。他にはない独創的なケーキの数々に、目移り必至な同店。季節限定がほとんどなので、一期一会なケーキとの出会いも楽しんで下さい。
【パティスリーレ・ビアン・エメ】
(住所)神奈川県横浜市中区石川町2-78-15
(最寄駅)JR根岸線石川町駅
(営業時間)11:00〜19:00
(定休日)火・水
(イートイン)8席
(電話番号)045-305-6840