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ウクライナ支援緊急企画写真展「姉妹都市オデーサに思いを」が4月28日から5月29日まで、日本大通りの横浜ユーラシア文化館で開催される。午前9時30分〜午後5時(券売は閉館の30分前まで)。同館1階のギャラリー(無料)と2階の常設展示室の一部(有料)が会場。
横浜市の姉妹都市であるウクライナの港湾都市オデーサ(オデッサ)の住民に思いをはせてもらおうと同文化館が企画した。会場にはオデーサの街・人びとの写真約30点と横浜の写真約10点の計約40点が展示される。市国際局やオデーサ在住の写真家などの協力を得た。
横浜とオデーサは、ともに戦火による焦土の中から復興したこと、国際港湾都市であることを縁として、1965年に姉妹都市となった。黒海に面したウクライナ南西部に位置し、人口約108万人。首都キーウ(キエフ)、ハリキウ(ハリコフ)に次ぐ、ウクライナ第3の都市。「黒海の真珠」とも呼ばれる街並みを誇り、世界屈指の観光地であり、ユーラシアの歴史ある街として知られる。
写真展では、ロシアのウクライナ侵攻以前の美しい街とそこに暮らす人びとの生き生きとした姿が伝わる写真がある一方、緊張下にある街の様子が表れている侵攻後の写真も展示されている。同文化館は「本写真展を通し、姉妹都市オデーサの人々に思いをはせていただければ幸いです」と来場を呼びかけている。
観覧料は一般200円、小中学生100円、市内在住の65歳以上100円。「ハマフェスY163」が開催される5月28日、29日は全館無料となる。
写真展開催中は、会場に募金箱を設置し、観覧料は義援金として、ウクライナ避難民に対する人道支援に寄付される。問い合わせは同文化館【電話】045・663・2424。