ロープウエーで救助訓練 消防と運行会社が連携

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タウンニュース
社会
乗客を助けるためゴンドラ内に進入する消防隊員(=写真は同署提供)

JR桜木町駅前と新港地区運河パークを空中で結ぶロープウエー「ヨコハマエアキャビン」が、非常時に緊急停止した場合を想定し、中消防署山下町消防出張所と運行会社の泉陽興業(株)は4月13日、合同救助訓練を行った。

高さ約10mの地点でロープウエーが緊急停止し、乗客2人がゴンドラ内に閉じ込められたことを想定。同署特別救助隊13人と、同社救助班8人が参加し、救助手順を確認した。

訓練では、署員や社員がロープウエーの運行不能を確認すると、支柱をつたって、ワイヤーロープの装置を使用しゴンドラへ乗り移り、中に進入。乗客をロープで吊り下げて1人ずつ地上に救出した。

同署が参加する救助訓練は昨年の開業前と今年1月の実施に続き、3回目。同署は「横浜の”顔”であるエアキャビン。何かあった時に迅速に乗客を救助できるよう備えたい。次回は運河上での停止など、より困難な状況での訓練を実施できれば」と話した。

ロープウエーは片道約630m。高さ最大約40m。全36基(定員1基8人)。22日に1周年。

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