小道野結元選手 伊勢佐木町に卓球場 「楽しむことが一番」

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結コーチ(左)と父の英二コーチ

全日本大学総合選手権でシングルス2位、社会人で全国シングルスベスト16などの実績を持つ、卓球界の元トップアスリートである小道野(おどの)結さん(28)=平塚市在住=が、伊勢佐木町3丁目に卓球場を開設した。

その名も「結」卓球クラブ。親しみやすく、また人と人を結ぶという思いを込めた。

ジュニア(4〜15歳)、通常のレッスン、専属コーチの3コースを設定し、卓球台4台を用意(入会金やレッスン料あり)。結さんと父の英二さんら3人のコーチが指導にあたる。

横浜に恩返し

小道野さんが小学3年生から通っていた日産自動車のジュニアクラブが神奈川区の新子安にあったことから、場所は横浜の中心部にしようと昨年末から物件探し。「まずはスタートさせたい」と伊勢佐木町の雑居ビルながらも、4月のオープンに漕ぎつけた。

小道野さんは、両親が卓球選手だったこともあり5歳からラケットを握った。中学高校は卓球の名門である横浜隼人に進み「卓球漬け」の日々。早稲田大学時代には全日本大学総合選手権ダブルス優勝やシングルスで準優勝。実業団(デンソーポラリス)では、全日本選手権大会シングルスベスト16などの実績を収めた。

2021年1月に引退し、昨年は3、4カ所の卓球チームを指導。腰を据えて指導したいという思いを募らせ、昨年11月に自らクラブを立ち上げる決意をした。

最初の場、大切に

卓球界のためにも「最初にプレーする場所はとても大切」として、「いつでも帰ってこられるようなクラブにしたい」と思いを語る。「技術的なことも色々とありますが、楽しいことが一番大切です」と笑顔いっぱいに語っていた。

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