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市が行った男女共同参画に関する事業所調査の結果が3月29日に公表され、正社員の賃金が男女で月6万円以上の差があることが分かった。
調査は、男女共同参画の取組現状や課題を把握するため、昨年10月に実施。市内に事務所がある従業員10人以上の事業所のうち3123カ所を対象にし、781カ所から回答を得た。
従業員の平均賃金に関する項目では、男女差を初めて調査。男性の正社員・正職員が月33万4598円なのに対し、女性は26万8874円で約6万5千円の差があった。非正規の場合も男性が13万3932円で女性は11万4651円と約1万9千円の差があった。
全従業員に占める正社員・職員の比率は58・4%で前年度調査から5ポイント低下。男性従業員のうち正規雇用率は76・6%で前回から0・9ポイントの微減だったが、女性従業員の正規雇用率は38・0%で前回から8・3ポイントの大幅減となった。
課長相当職以上の女性管理職の割合は18・7%で前回から1・5ポイント上昇した。