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中区の立野小学校を拠点に活動する少年野球チーム大和町バンビーズがこのほど、「ベストコーチングアワード2021」で最高賞のトリプルスターを受賞した。
同アワードは、小中学生の野球で、ケガや障害予防の知識を持った指導方法を実践しているチームや、コンプライアンスを徹底しているチームを表彰するもの。3回目となった今回は全国の1000を超えるチームから応募が寄せられ、38チームがトリプルスターを受賞した。
大和町バンビーズは、野球が好きな子どもたちのために、「ユニフォームを着て、広いグラウンドでのびのびと野球を」という思いから1975年に結成。選手を型にはめることはせず、1人でも多くの小学生に野球の魅力を実感してもらおうと日々活動している。
グラウンドの利用時間が限られているため、1日の練習は3〜4時間で短時間で効率的な練習を実施。また、整骨院トレーナーと連携することで、けがを未然に防止。投手に連投させないなど勝利至上主義ではない指導や、指導者の怒号・罵声の禁止、当番制を無くし保護者の負担は最小限に抑えるなど工夫を凝らした点が高く評価された。
三ツ星受賞を受けて、今年3月まで2年間監督を務めた上島格さんは「まさかトリプルスターを受賞できるとは思っていなかった。選手ファーストのチームが少しでも多くなり、野球人口減少の歯止めにしてもらいたい」と思いを込めた。