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西区の紅葉坂にある県立青少年センターが今年11月で開館60周年を迎える。それに先立ち、記念ロゴマークが3月30日に同所で披露された。
県内の中高生に応募を呼びかけ108作品が寄せられた。1次審査を11作品が通過し、関係者による審査の結果、大和市在住の伊沢龍斗さん(19)が制作した作品に決定した。
当日、兄内宏館長から伊沢さんに感謝状が贈られた。
伊沢さんの作品は、青少年センターを象徴する広場のクスノキをモチーフの中心に据え、紅葉色の斜めの線で紅葉坂を表した力強く安定感のあるデザイン。描かれている弾むボールに躍動感もあり、文字の間の若葉は「還暦を迎えた青少年センターが新たに生まれ変わる」という意味もほうふつとさせるとして、高く評価された。
伊沢さんは、コンピュータの専用ソフトを使い1週間ほどかけて完成させたという。同センターを初めて訪れたといい、デザインの評価ポイントとされた広場のクスノキについて、「実は見たことがなかった。デザインした木と実際のイメージが偶然重なった」と話していた。
このロゴは、センター開館60周年の記念事業のほか、センターで行われる様々な事業のポスターやリーフレット、記念品などにも活用される。