横浜市は「第10回横浜・人・まち・デザイン賞」の表彰対象をこのほど発表した。表彰対象は、２部門ある。地域まちづくり部門とまちなみ景観部門。

中区西区内からは「まちなみ景観部門」で、西区にある商店街の空き店舗を活用した藤棚デパートメント、外観のフォルムが特徴的な横浜ベイコート倶楽部ホテル＆スパリゾート／ザ・カハラ・ホテル＆リゾート横浜、中区にある横浜市役所の水辺テラスとさくらみらい橋、商店街を活性化する元町パークレット、両区を運行するハイブリッド連節バスＹＯＫＯＨＡＭＡＢＡＹＳＩＤＥＢＬＵＥの５件が表彰された。

２年に１度行われている表彰で、まちなみ景観部門は、地域の個性と魅力を発信する優れた景観を形作っている「まちなみ」や「建築物」などを表彰するもの。昨年の５月１日から６月30日まで、ウェブなどで市内の優れた景観を募集したところ、90通の応募があり、その後選考委員による現地調査などを経て、７件が選ばれた。中区西区以外では、馬場花木園と旧藤本家住宅（鶴見区）、ＵＮＩＱＬＯＰＡＲＫ横浜ベイサイド店（金沢区）が受賞した。

もう一つの地域まちづくり部門は著しい功績のあった市民活動を表彰するもので、23通の応募があった。その中から審査や団体へのヒアリングを経て、みんなでつくるコミュニティ農園「ミソノガーデン」（鶴見区）やお年寄りにやさしい街六角橋〜オレンジプロジェクト〜（神奈川区）など６件が選ばれた。