横浜駅西口地下街 震度6弱想定で消防訓練 3年ぶりに再開

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タウンニュース
社会
負傷者に応急措置を行う自衛消防隊

全国屈指の乗降客数となっている横浜駅。その西口ジョイナス地下街で3月1日に防災意識の向上を目的とした消防総合訓練が行われた。

各テナントのスタッフからなる自衛消防隊やジョイナスおよびJRタワーの警備員をはじめ、西消防署の消防隊員ら、総勢約60人が参加。コロナの影響で2年間中止となっていたため、実際の訓練は3年ぶりとなる。

3月の休日、昼過ぎに東京湾北部を震源とする地震が発生し、駅西口周辺は震度6弱を観測。負傷者が出て、火災発生した状況を想定した。

自衛消防隊らが初期消火や施設利用者らの避難誘導を実施。また負傷者の救出なども行った。その後、駆け付けた西消防署の隊員が消火、負傷者の救助および救護を実施。地下街の自衛消防隊と公設の消防隊の連携が確認された。

西消防署の署員は、地震の場合、落下物、また地下街では浸水の危険性も指摘していた。

西川浩二署長は「いつ地震が発生してもおかしくない。日ごろからの準備を」と呼びかけた。主催した横浜駅西口共同防火防災管理協議会の森村幹夫会長は「机上だけでなく実際の訓練は重要。万が一の際の防災に結びつく」と話していた。

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