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中区諏訪町の北方小学校(今野裕子校長)で、来年度の創立150周年に向けた6年生の様々な取り組みが行われている。卒業を前に、節目の記念行事に参加し思い出を残そうというものだ。
2月16日には、中区在住のアーティスト、ロコ・サトシさんが6年3組の38人に絵の手ほどき。幅約1mの白布を体育館に約22mにわたり敷き、「虹のメッセージ」をテーマに児童らが思い思いに絵を描いた。
この実地は本番に向けたウォーミングアップ。ロコさんは「子どもたちに頭を空っぽにしてもらう」と今回の取り組みの趣旨を説明した。25日には校庭にある投的板に皆で絵を描く予定だ。
ロコさんにとって同校は、娘の卒業校とあって親しみ深い場所。記念事業への参加は以前、北方小にいた教員からの紹介によるもの。絵具はすべてロコさんが用意した。
女子児童は「ばーっと描いちゃってストレス発散になりました」と笑顔で話していた。男子児童は「もっと好き放題にやりたかった」と興奮した様子だった。今回描いた作品は、同校の行事などで使用される予定だ。
6年生は3クラスあり、壁画制作のほかに1組は150周年を記念したホームページ記事の制作を、2組は同じく150周年を記念したSNSのラインスタンプづくりに挑戦する。