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本牧南小学校(谷口なおみ校長)は、昨年11月に県内最上位となる「最もよい歯の学校」として県から表彰を受けるなど、全校を挙げて「歯と口の健康づくり」に力を入れてきた。鈴木久美子養護教諭を中心とした約10年間の取り組みが結実した形だ。
「よい歯の学校」は、県教育委員会と県歯科医師会が主催する表彰。2021年度は、本牧南小学校が「最もよい歯の学校」に輝き、その他県内の小学校4校が「よい歯の学校」に選ばれた。
「歯と口の健康づくり」を健康教育の柱とする同校は、鈴木養護教諭を中心に学校歯科医を含め全教職員で約10年間、むし歯予防に取り組んでおり、過去6年連続で「よい歯の学校」に選出されている。
同校は、給食後に「歯みがきタイム」を設けており、手鏡をみながら全児童が歯みがきを毎日行っている。コロナ禍では、児童が同じ方向を向き、唾液を飛ばさないように工夫しながら継続中。また、6月の「歯と口の健康週間」や11月の「いい歯の日」に合わせた歯科衛生士による歯科指導や、保健委員会の児童が「歯みがきマン」と「歯みがきエンジェル」のキャラクターにふんし校内のテレビ放送で歯と健康について呼びかける啓発活動を行っている。
歯垢がなくきれいに歯みがきができている最高評価の「A」が児童全体の90%に達し、今年の5年生は53人の学年全員がA評価を獲得した。A評価を受けた児童は、学校歯科医が表彰しており、意欲的な活動に繋がっている。
「歯と口の健康づくり」を長年推進し、今年3月に学校現場から勇退する鈴木養護教諭は「学校歯科医さん含め教職員や児童の保護者の協力があり長年の積み重さねが評価されとても嬉しいです」と白い歯を見せた。