更新日:
中区老人クラブ連合会(丹羽博利会長)は、「中区ふれあい作品展」を2月15日から17日まで、麦田清風荘で開催した。作品を見ようと3日間で約270人が訪れた。
この作品展は今年で49回目。コロナ禍の一昨年、昨年も、三密回避などに注意を払いながら実施してきた。今年も会議室と大広間を使用し、空間に余裕を持たせるとともに窓を開け適度な換気も行うなかでの開催となった。
会場には手芸や絵画、書道、俳句・短歌、写真、工芸・彫刻など、各クラブの会員が丹精込めて作った作品が約100組並んだ。中区寺久保在住の服部光伸さん(78)は、半年ほどかけてあじさいの図柄を彫り込んだ鎌倉彫のお盆を制作した。鎌倉彫をはじめて約3年といい、他のメンバーからは「筋がいい」と褒められていた。
最終日には中区の直井ユカリ区長も訪れ、時間をかけて作品一つひとつを見て回っていた。
コロナの感染拡大により一時は作品展開催できるか危ぶまれたが、丹羽会長(80)は「せっかく作ったのだから、発表する場は確保したい」と話す。直井区長は「なかなか出歩くことが制限される中、作品づくりを通した交流ができるとことは、心の交流という点でも意味あること」と評価していた。
担当の中区高齢障害支援課によると老人クラブ会員以外の来場者もおり、作品展は同クラブの活動を知るきっかけにもなっているという。
連合会は中区内52のクラブから組織されている。