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若者とNPOをつなぎ、インターン活動などを支援する中区のNPO法人アクションポート横浜(高城芳之代表理事)はこのほど、ヤマト運輸労働組合との協働により障害児者サークルラビッツなど3つの福祉サービス提供先で「ヤマト繋がるプロジェクト」と題した福祉活動を行った。
各活動は同NPO法人が募った法政大学と明治学院大学の大学生とヤマトの社員が企画。学生ボランティアが現地に赴き、ヤマトの社員は全国各地からオンラインで交流を行った。
この活動は、公益財団法人ヤマト福祉財団の助成を活用して実施されたもの。ヤマト社員がコロナ禍で福祉活動の機会を失うなか、地域の福祉団体などとつながりのある同NPO法人と連携することで実施に至った。
福祉活動が実践されたのは、昨年10月〜11月にかけて。10月30日には、横浜市社会福祉協議会でラビッツに所属する13組の家族とクリスマスツリーの飾り作りに挑戦。学生が、ラビッツの子どもたちとオンラインでつながるヤマトの社員の会話の仲介役となり、コミュニケーションを楽しむなど交流を図った。この活動全体を統括した同法人の内山塔子(東京理科大学3年生)さんは「オンラインと対面を併用したボランティアの可能性や社会人と私たち大学生の協働の面白さを学ぶことができました」と感想を話した。