更新日:
山手消防団に所属する小林光行さんが、自身が所属する企業の自衛防災組織の一員として参加した消防庁主催の技能コンテストで最優秀賞を受賞した。
それを受け、味上篤中消防署長から感謝状が贈られた。
小林さんが所属するのは神奈川区と鶴見区にまたがるコンビナート地区の特定事業所らによる自衛防災組織「KSP大黒神奈川共同防災センター」。小林さんは同組織の統括隊長を務めている。
この組織は、石油コンビナートなど災害防止法の適用を受ける特定事業所において設置が義務づけられているもの。
コンテストは技能や士気向上、防災体制の充実などを目的に行われており、全国32組織が参加。全国の組織がビデオ審査で競い合った。
コンテストでは、屋外タンクの火災を想定。隊員7人が大型化学高所放水車や泡原液搬送車などを使用し、消火までのスピードや正確性などを示した。
全国トップの最優秀賞受賞を受け、統括隊長を務めている小林さんは「市消防局の指導のおかげで受賞できた。コンテストで鍛えた力を我々に委託してくれる事業者の安全につなげたい」と話した。
味上署長は「事務所の防災力向上のため、真摯に訓練に取り組まれ最優賞を収められたことを心からお祝い申し上げます。消防団員として防災にかける熱い思いをより一層広めていただければ」と祝した。