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大衆芸能の専門館として知られる中区野毛町の「横浜にぎわい座」が4月で開館20周年を迎える。それを記念し、4月と5月には同館にゆかりのある演者を迎え、記念公演が開かれる。
にぎわい座は2002年4月に誕生。初代館長は名司会者で演芸愛好家として知られた玉置宏さん。そして、2代目は南区出身で横浜に縁の深い落語界の第一人者、桂歌丸さんが務めた。現在は開館当初から同館に関わり、チーフプロデューサーを兼務する布目英一さんが館長を務める。
2月8日に開かれたメディア懇談会で布目館長は、記念公演について「当館とゆかりのある出演者と20周年の節目を迎えたい」と話し、野毛の街の人々に愛されてきたことへの感謝を表す公演を開催するとした。
今後について布目館長は「芸人の後継者育成の場にしていきたい」と抱負を語った。
記念公演は、4月1日からの「横浜にぎわい寄席」を皮切りに、立川談春、林家たい平、立川志の輔、三遊亭円楽、柳家三三、立川志らく、と定期的に同館に出演する演者の独演会を企画。また2009年に横浜開港150周年を記念し、柳家喬太郎が創作した落語「純情日記港崎篇」を5月に再演する。
その他にも、野毛の街の魅力を伝える「野毛名物」落語会や人気演芸会「お笑い歌謡ショウ」などを予定。詳細は同館のウェブサイト(https://nigiwaiza.yafjp.org/)で。問合せは同館【電話】045・231・2515。