横浜ブランド181品認定 市長賞に中区の2社

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市長賞を受賞した商品を手にニューグランドの宇佐神総料理長(右)とエクスポートの金江社長
審査員特別賞を受賞した企業の代表者(2月3日に行われた記者発表会にて。丸加は欠席)

横浜の土産ブランドであるヨコハマ・グッズ「横濱001(ゼロゼロワン)」の第19期認定商品181品がこのほど発表され、ホテルニューグランド=中区山下町=とエクスポート=同=の商品が市長賞に選ばれた。

「001」の商品は2年に1度の審査会で認定するもので、横浜らしい逸品を発掘し、国内外に向けて土産品を通じた横浜の魅力を伝えることが目的。19期はコロナの影響で審査会を1年延期して実施したため参加企業の減少が心配されたが、主催の(一社)YOKOHAMAGOODS001(前田征道代表理事)によると新規企業が増加したといい「おうち需要に応えるレトルト商品や、横浜の企業同士がコラボした商品が目立った」と話す。食品や雑貨のほか、観光スポットなどのコトギフトを含む181商品(93社)が認定された。新規認定商品は18品(14社)。その中から市長賞2点、審査員特別賞6点が選ばれた。

市長賞を受賞したホテルニューグランドの「レトルトシリーズ」は、カレーや同ホテル発祥のナポリタンソースなど全5種。ホテルの本格的な味わいに加え、パッケージのデザイン性の高さも評価された。「パッケージは料理人の命ともいえる寸胴鍋をイメージした。さらにレトルトシリーズを充実させ、ホテルの味をお届けできたら」と宇佐神茂総料理長。

エクスポートの「磯右ヱ門SAVON」は、横浜で日本で初めて作られた国産石鹸を、開港資料館に残る型をもとに復刻。美しいレリーフも忠実に再現し、パッケージには当時のラベルをデザインした。同社の金江秀一社長は「文化や歴史と共に、横浜の魅力を伝えていきたい」と話した。

審査員特別賞は、アクイラ・ウォランス”DOLCE”シリーズ(ALTAIR)、はま昆布ポン酢(武居商店)、天蚕シルク配合化粧品Mayukoシリーズ(ファランドール)、横浜絵コースター(丸加)、横濱お米かりんと(ミツハシ)、横浜のあられ詰め合わせ(美濃屋あられ製造本舗)。10期20年連続認定の永年認定企業はアトリエマサコ、エス山本繊維加工、榎亭の3社。

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